佐藤集雨洞の洞穴

twitterで「創元推理文庫旧装丁bot」を動かしている佐藤集雨洞のブログ

余は如何にして創元推理文庫(装丁)愛好家となりし乎 その3 +desiginingが並べて見せてくれた

そうこうしている内に、創元推理文庫だけでも、結構本棚の一角を主張するようになってきました。そんな頃に(たしかヤフオクで)、あるムック本のリード文を見つけます。

+designing vol.8 「めくるめく本の世界」

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この本に、「創元推理文庫の装幀」という記事があるとのこと。むむ!

「創元にだけ限定してみている人なんていないはず、という自分の「くくった高」があっけなく否定されている!でも、ここまで限定しているんだから、見たい見たい!」

葛藤もあまりせずに無事に本を入手。早速その記事を開くと…まあきれいに創元推理文庫のカバーだけが並べられています。奈良泰明さん編の、『初期創元推理文庫 作品&書影目録』の存在を知ったのもこの記事が初めてだったはず。そして、こんなに知らない本が出ていたのか、と気付き始めるわけですね。

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この記事を見たことで、自分の持っている範囲で創元推理文庫の旧装丁を紹介したい!という欲求がむくむくとわいてきました。だからoldsogenbotでの項目の書き方などは、ほぼこの+desiginingのスタイルを真似たものになっています(それにしても、この記事で紹介されていて、でも自分は持っていないものの多さったら…『死時計』のカバー付きなんて、売りに出ているのすら見たことないぞ)。

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そしてtwitterbotを作るには?なんてことも学んだ上で、twitter上の、oldsogenbotを始めました。で、この頃になってとうとう、「あれ、古い創元推理文庫って、全部なんてとてもじゃないけど集まらないんじゃ…?」と現実を認識しましたね。ほんと、とんでもないところに踏み込んでしまいました。

でも、いいんです。「背伸びせずに手に入れられるものだけ紹介するんだ」って開き直りはtwitter始めた最初から持っていました。集めても集めても終わりが見えてこない(けど、もしかすると一生続けていれば、自分の目指す範囲はコンプリートできる…かも!?)コレクションほど、長続きする趣味は無いと思いますし!これは人生への張りを持ち続ける秘訣だよ!と誰に主張するでも無く、自らにだけ言い聞かせている日々です。


と、ここまでだらだらと自分と創元推理文庫との話を書いてきて、結局はなかなか良い趣味持ったな、というのが我ながらの感想です。今後は古本でもマーク付きの時代の本があまり出回らなくなってきて、そうも言えなくなるのかも知れませんが。

さて、次回はどんなネタを書けますやら。また、ふらりと書くと思います。なにか感想などいただける時には、twitterで是非是非。

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