「執筆者湯浅レイ子さんのご紹介」 連載日下弘、の前口上(三)
さて当方としては、この方、日下弘氏の教え子さんが差し出してくれた手を離すわけにはいかない。
是非にとお願いして、日下氏にまつわるエピソードなどを伺った。その後何度もやりとりをする中で、無理を言ってご本人にまとめていただいたのが、次回から紹介する、素敵な文章である。
ところで、twitter上ではこれまで何度かに渡って、今回の執筆者の存在を予告してきた。ご覧になった方の中には、「それで、誰が書いたんだよ?」と気になっておられる方もいるにちがいない。
すごい人について、すごい人が書く、すごく良い文章を、もう少ししたら掲載できる!
— 創元推理文庫旧装丁bot (@OldSogenBot) 2017年4月6日
ここで、ようやくではあるが、今回の執筆者をご紹介しよう。
今回、お仕事のお忙しい中で玉稿をお寄せくださったのは、長年様々な分野のブックデザインを続けてこられたエディトリアルデザイナー、湯浅レイ子氏である。
湯浅レイ子氏のtwitter
こちらでは恩師日下先生とお友達の紹介をさせていただきます。
— 湯浅レイ子 (@reikoyuasadg) 2017年4月11日
数ある湯浅氏の作品の中、近年の代表的なものとしてこちらを挙げよう。一巻ごとに、その見事な装丁に目を奪われる、漫画『大奥』単行本の一連のデザインである。
(中央は、カバーを外した本体)
(そでを開いて)
今回のお話の中では、日下弘氏との関わりの中で、湯浅氏が最初に手がけた装丁の話など、湯浅氏自身のエピソードとしても、興味深い話題が満載である。是非ご期待いただきたい。
…と、ここまでなんとか沈着冷静な文体を気取ってきましたが、最後にはき出します。こんな、テーマの非常に限定された、素人の書いているブログのために、湯浅さんという、実績を残されてきた方に文章をお寄せいただいたこと、感謝してもしきれません!本当にありがとうございます。
ああ、oldsogenbotを続けて良かった!
では、前口上はこの辺でお開き。
次回からは、湯浅レイ子氏に筆を執っていただいた「本を愛したデザイナー ―教え子からみた日下 弘のエディトリアルデザイン」を、全六回の予定で連載する。どうぞお楽しみに。
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